奈良のリフォーム(LDK)

奈良県北部の生駒市から奈良市を経て、大和川へと至る富雄川。
その富雄川から少し入ったところに、10年程前に建築家による設計で建てられた住まいがある。

10年の間に家族が増え、リフォームを検討。住まいを設計した建築家と別の方にリフォーム設計を依頼することになりザウスへ。
ダイニングキッチンで8人が同時に食事ができるスペース。こだわって建てた今のデザインをうまく継承し、違和感を生まないようにしたいとの要望。

これに応えたのは建築家の角 直弘さん。角さんはウッドデッキテラスの一部を室内に取り込み、スペースを広げて増築。
キッチンを移設し、ダイニングテーブルとベンチを建物形状に合わせてオーダー制作。
併せて、コレクションされているアンティークガラス用の飾り棚のオーダー制作も提案。

天井の木製ルーバー格子と飾り棚の素材を同じにし、キッチン背面の石貼りは元のデザインを継承し、元からあるリビングの床や照明を変更することで
既存のイメージを損なうことなく増築とリフォームが行われた。
スペースが広がり一体感のあるLDKからは、庭の自然が目の前に大きく広がり、大切なコレクションも身近に感じられ、
より充実した居心地のよい空間へと生まれ変わった。