

山並みの借景と愛車を愉しむ、サウナ付きガレージハウス
和歌山の大自然、美しく連なる山並みを望む約101坪のゆとりある敷地。街の喧騒から離れたこの地に建てられたのは、愛車とサウナを心ゆくまで堪能できるガレージハウスである。
設計は、数多くのガレージハウスを手掛けてきた建築家・角直弘氏が担当した。
道路側からの視線に配慮して開口部を控えめに抑える一方、外壁にはナチュラルカラーのサイディングを採用。木製の窓枠をアクセントに効かせることで、街並みに対して柔らかく端正な佇まいを見せている。
建築概要
| 構造・規模 | 木造・地上2階建て |
| 敷地面積 | 335.2m² (約101.4坪) |
| 建築面積 | 105.7m² (約32.1坪) |
| 延床面積 | 149.1m² (約45.1坪) |
| ガレージ面積 | 36.6m² (約11.1坪) |
| 施工 | 株式会社建築工房en |
| 撮影 | 平野 和司 |
| 車種 | アルファ・ロメオ156・ダイハツ コペン セロ(カスタム) |






開放感と縦の広がりを演出した1階フロア
1階には、2台のクルマを並列で格納できるビルトインガレージを配置。日常使いの車両用として敷地内にも2台分の屋外駐車スペースを確保し、スムーズな入出庫動線を描いている。
居住空間の核となる約20帖のLDKは、庭に向かって伸びる奥行き1.5m・横幅10mの屋根付きデッキテラスとフラットに連続。
最高約4.8mに達する勾配天井が、水平方向だけでなく垂直方向にもダイナミックな広がりをもたらし、帖数以上の圧倒的な開放感を生み出している。
深い軒と木製サッシが空間に陰影を与え、どこか懐かしく温かみのある空気を醸し出す。






「愛車・サウナ・外気浴」がシームレスにつながる至福の動線
浴室や洗面などのユーティリティに隣接して、専用の個室サウナを設置。このサウナ室はガレージとデッキテラスの双方に面したレイアウトとなっている。
サウナ室内からガラス越しにお気に入りの愛車を眺め、たっぷりと汗を流した後はそのままデッキテラスへ。目隠しルーバー越しに広がる山並みの風景と澄んだ空気に包まれながら、極上の外気浴とクールダウンを味わえる。


可変性と機能性を兼ね備えた2階空間
2階には個室や大容量の収納スペースに加え、ファミリークローゼット、スタディスペース、多目的に活用できるオープンホールをレイアウト。
家族のライフステージの変化やワークスタイルに柔軟に応える実用的な間取りとした。


風景を育て、時を重ねる庭
敷地の約半分を贅沢に使った庭には、造成時の盛土を活かした緩やかな「小山」を造成。季節の草木が育つにつれて表情を変え、暮らしとともに景観が熟成していくプロセスを楽しめる
好きなものに囲まれ、心身を解き放つ。忙しい日常を忘れさせ、豊かなリフレッシュの時間を約束してくれるガレージハウスである。





