日本の現代建築保存について

先日、鹿児島に行ってきました。

 

家族旅行だったのですが、せっかくの遠出でしたので、例によって建築巡りをしてきました。

 

新旧いろいろ巡ってきたのですが、一番印象に残っているのがこちら。

 

都城市民会館.jpeg

 

こちらは鹿児島ではなく、宮崎県の都城市にある、都城市民会館。

 

50年近く前に建てられました。

 

今の新しいビルのように、無難なガラスばりのビルとは違います。

 

賛否両論あるのでしょうが、建築家の気持ちが乗り移ったかのようです。

 

なんともインパクトのあるこの建物は、菊竹清訓氏の設計。自邸のスカイハウスなどで日本建築界に大きな足跡を残した人です。

 

そしていま、戦後の建築界を引っ張ってきた建築家が手掛けた建物が危機に瀕しています。

 

この都城市民会館もまた、2007年に解体することが決まっていたのですが、地元の大学に無償貸与する形で延命されました。

 

日本でもようやく古い建物の保存に目を向けられるようなってきましたが、それはあくまで東京駅を代表とする明治・大正時代の建物についてであり、戦後の現代建築などは見向きもされないのが現実です。

 

そんな現代建築の保存に力をいれている団体がDOCOMOMO(ドコモモ)です。

 

DOCOMOMOは、20 世紀の建築における重要な潮流であったモダン・ムーブメントの歴史的・文化的重要性を認識し、その成果を記録するとともに、それにかかわる現存建物・環境の保存を訴えるために発足しました。

 

その日本支部がDOCOMOMO JAPAN であり、日本でも150を超える建物について将来に残すべき建築遺産としてリストアップをしています。

 

誰もが知っている有名建築もあれば、まちにひっそり佇む建築もあります。

 

もしかしたら皆さんが普段目にしている建物が、日本の建築遺産かもしれません。

 

関心を持って頂けた方はぜひDOCOMOMOのホームページをご覧ください↓↓↓

 

http://www.docomomojapan.com/registration/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドコモモ(DOCOMOMO=Documentation and Conservation of buildings, sites and neighborhoods of the Modern Movement) モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織

ドコモモは、20 世紀の建築における重要な潮流であったモダン・ムーブメントの歴史的・文化的重要性を認識し、その成果を記録するとともに、それにかかわる現存建物・環境の保存を訴えるために、オランダのフーベルト・ヤン・ヘンケット(当時アイントホーヘン工科大学教授、現デルフト工科大学教授、初代会長)の提唱により、1988 年に設立された国際学術組織