先週、京都の山科で土地案内をしてきました。
山科といいますと京都市ではあるのですが、すぐ横に滋賀県大津市があります。
土地の単価が比較的安いのが魅力ですし、京都駅にも一駅で行けるという利便性もあります。
初めての土地案内でしたので、すぐに決まることはなかったのですが、なかなかいい土地もあり、今後に期待を持てそうです。
そしてせっかく京都でレンタカーを借りたので、帰りに建物探訪をしてきました。
すごいですね~。京都市の宝ヶ池にある「国立京都国際会館」(1963)。丹下健三事務所出身の大谷幸夫氏の設計。
「国立劇場」(1963)、「最高裁判所庁舎」(1968)と並んで、国が主催する戦後の3大設計コンペと言われています。
神社の社殿をイメージさせる造形で195点のコンペ応募案から選出されました。
ロビーはこうなっています。
他にはない世界観は、歩いているだけでわくわくします。
決して遊んでいるわけではなく、仕事の一環なんですよ(笑)。
いろいろな建物を見て、次の仕事にいかす。
こう自分に言い聞かせ、罪悪感を消し去ります!
そしてついでにもう一つ。
1897年に建てられた京都国立博物館。
設計は片山東熊。奈良や東京でも国立博物館を設計している宮廷建築家と呼ばれる人です。
そしていま、同じ敷地内に新館が工事中で来春完成します。
新館の設計者は、本ブログでも何度か紹介している、谷口吉生氏。
片山東熊のフレンチ・バロック様式と谷口吉生のモダニズム建築の融合。
来春の完成が待ちきれません!!