ザウスさんが手がけたガレージハウスを案内していただいた時に、そこに住んでいるオーナーさんとザウスのプロデューサーの方がとても仲が良くて、 いいお付き合いをされているなぁと感心したんです。その自然な人間関係を見て、ここなら安心して長く付き合えると確信しました。

雑誌 ガレージのある家 vol.30 掲載 photo / Youhei-SASAKURA(笹倉洋平) text / Kazunari-IWATA(岩田一成)

モダンな外観と白を基調としたオープンな室内とが絶妙な調和を見せる、デザイン性と機能性を両立した理想のガレージハウス 東大阪のガレージハウス

所在地/大阪府
敷地面積/214.9m2(約65.0坪)
延床面積/299.6m2(約90.6坪)
ガレージ/57.6m2(約17.4坪)
ビルトイン台数/3台
愛車/2007年型 フェラーリF430スパイダー、 2013年型 ミニクーパーコンバーチブル、 2008年型 トヨタ・ヴェルファイア
他の特徴/中庭


1階には愛車の姿を眺めながら過ごせるギャラリースペースを設け、
2階には中庭から光が差し込む開放的なリビングを配置。
モダンな外観と白を基調としたオープンな室内とが絶妙な調和を見せる、
デザイン性と機能性を両立した理想のガレージハウスだ。

昔からクルマが好きで、室内からガレージの愛車を眺められる家に住むのが夢だったというOさんは、今から2年前に長年の夢を実現するために行動を開始。インターネットでガレージハウスの情報収集をしている際に、住宅プロデュース会社『ザウス』の存在を知った。

3台分の駐車スペースを確保したビルトインガレージは、室内に面した壁一面をガラス張りに。1階ホールから常に愛車の姿を眺められる、ギャラリーのような贅沢空間をつくり上げた。
ブラックに近いグレーで彩られた外観は、スクエアな形状でモダンな装いを演出。正面部分の窓を極力排し、3階寝室のバルコニーを緩やかな弧を描く鉄板でカバー。個性的なデザインで独自の存在感を見せつける。

『ザウス』が手がけたガレージハウスに、オーナーの個性が垣間見えるようなインパクトのある物件が多いことに興味を持ったOさんは、同社が主催する住宅見学会に参加。
魅力的なガレージハウスを数多く手がけてきた実績に加えて、そこで見かけたある光景が、Oさんが『ザウス』に家づくりを依頼する大きな後押しになったという。

「ガレージハウスを案内していただいた時に、そこに住んでいるオーナーさんとザウスのプロデューサーの方がとても仲が良くて、
いいお付き合いをされているなぁと感心したんです。その自然な人間関係を見て、ここなら安心して長く付き合えると確信しました」。

そして、『ザウス』の担当プロデューサー、さんに土地探しの段階からさまざまなアドバイスを受けながら、Oさんの家づくりは進められた。

外観からエントランスホールを貫くようにコンクリート打ち放しの壁を配置。外部と内部の一体感を生み出すと同時に、曲線基調のデザインで室内に柔らかなイメージをプラスする。
リビングに面して設けられた中庭がO邸の大きな特徴。周囲の目が気にならないプライベート空間を確保すると同時に、大型の窓で抜群の採光性を実現した。
3階フロアには木目に特徴のあるウォールナットのフローリングを採用。ラウンドしたウッド仕上げの天井と組み合わせることで存在感に満ちた空間を演出する。

建築家には、「デザインや家づくりの思想が自分のイメージに合っている」との理由で、田中いちろうさんを指名。
「すごく気さくな方で、最初にお会いした時からまるで昔からの知人のように、楽しくお話をさせていただきました」。

週1回のペースで行われた綿密な打ち合わせの中で、Oさんが希望したのは、「中庭のある家」「家の中からクルマを眺められるガレージ」「曲線を生かしたデザイン」の3点。
そうした希望に建築家、田中さんの独自の感性とノウハウが盛り込まれ、Oさんが理想とするガレージハウスの形が着実に具体化されていった。

アイランドキッチンやダイニングテーブルは、フェラーリをモチーフにデザインされたオーダーメイド。アイアンの螺旋階段もイチから製作された特注品だ。
2階のリビングスペースは白を基調にコーディネートされている。吹き抜け構造の採用や、中庭に面した壁に特注の大型サッシを配したことで、明るく開放的な空間をつくり出した。
リビング奥の壁面には、バリから輸入した天然石を使用。アイアンやガラス、コンクリートを多用しながらも、木や石などの自然素材を組み合わせることで落ち着きのある空間に仕上げた。

ダークグレーの外観は、エッジの効いたスクエアなフォルムでモダンなイメージに仕上げられている。プライバシーを確保するため道路に面した正面の窓を排し、エントランスや3階バルコニーに滑らかな曲線デザインをプラスすることで、存在感溢れる外観をつくり上げた。

ソリッドな印象のエクステリアに対し、インテリアは明るくオープンなイメージで統一されている。エントランスの先に広がる1階ホールは、Oさんがもっともこだわった空間だ。
愛車のフェラーリF430スパイダーをいつでも眺められるように、3台分の駐車スペースを確保したビルトインガレージの壁一面をガラス張りにした。
クルマの逆サイドも見えるように反対側の壁にはダークミラーを張ったほか、ダウンライトと間接照明で雰囲気づくりにもこだわるなど、さまざまな工夫でギャラリー風の”魅せる”空間をつくり出している。

吹き抜け構造で開放感を演出した2階リビングは、隣接する中庭でプライベート空間を確保しつつ、中庭に面した壁に大型のガラス窓を多数設けることで、明るく開放感に溢れた空間づくりを実現。
キッチンやテーブルをフェラーリモチーフの流麗な曲線デザインでオーダーメイドするなど、細部にも独創的なデザインが取り入れられている。

1階ホールの壁面には特注のディスプレーケースを製作して、ギャラリーや博物館のようなイメージに。O氏の愛車である白いフェラーリのボディラインをモチーフとした流麗なデザインが特徴的だ。
現在は仕切りを極力減らし、オープンな空間とした3階は、いずれお子さまたちが成長したときに個室として区切る予定。家族の成長とともに、この家も進化していくのだ。
広々としたバスルームと洗面室は、ウッドの天井、グレーの内壁、ホワイトの床など、全体的にトーンを抑えたカラーでコーディネート。シンプルモダンなイメージを演出している。

Oさんのこだわり、プロデューサー・さんの的確なアドバイス、建築家・田中さんの遊び心とセンス。それをカタチにする施工会社。そのすべてが一体となったこの家は、Oさんが長年思い描いていた理想の家そのもの。『ザウス』のプロデュースによって、ここにまた1軒、魅力的なガレージハウスが誕生した。

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