建築家とザウスのプロデューサー、2人のプロフェッショナルと出会ったおかげで、細かい部分まで理想通りのガレージハウスに仕上がりました。おかげで、バイク遊びに拍車がかかりそうです(笑)

雑誌 ガレージのある家 vol.29 掲載 photo /アトリエ・フロール株式会社 text / Kazunari-IWATA(岩田一成)

愛車のバイク7台に囲まれた至福のガレージスペース 朝霞の ガレージハウス ・埼玉

所在地/埼玉県
敷地面積/80.2m2(約24.3坪)
延床面積/113.6m2(約34.4坪)
ガレージ/32.4m2(約9.8坪)
ビルトイン台数/1台
愛機/2011年型ハーレー・ダビッドソン・ スポーツスター48・ XL1200X 他6機


クルマ1台に加え、7台のバイクを所有するオーナーが希望したのは
「保管場所としてだけではなく、快適に整備ができる空間」。
そうした明確なイメージを信頼できるプロフェッショナルに伝え
ライフスタイルに見合った理想の ガレージハウス が完成した。

雑誌 ガレージのある家 vol.29 掲載
photo /アトリエ・フロール株式会社 text / Kazunari-IWATA(岩田一成)

「もともとは、仲間と共同でガレージとして倉庫を借りていました。そのため、家を建てるなら絶対にビルトインガレージ付きにすると決めていました」

バイクでダートトラックやモトクロス、エンデューロなどのレースを楽しみ、休日には愛車のハーレーにタンデムして夫婦で北海道や九州をツーリングする。レース用の競技車両を含めて7台ものバイクを所有する、大のバイクフリークであるKさんは、以前から自らが理想とする ガレージハウス を建てることを夢に描いていた。

友人が遊びに来た際にクルマが止められるよう、建物の手前に広めのスペースを確保している。敷地の一部に、緑が映える芝生スペースを設けているのもKさん流のこだわりだ。
スクエアな外観フォルムは、白が基調でシンプルモダンなイメージを演出。2階と3階部分を意識的にセットバックすることで、建物に立体感をプラスしているのも特徴だ。
ガレージ内に保管された愛車のバイクは合計7台!メタルラックやツールボックス、エアコンプレッサーなどが整然と並んだガレージは、サーキットのピットのような雰囲気だ。趣味でダートトラックやミニモトクロス、エンデューロなどのバイクレースを楽しんでいるKさん。もちろん、バイクのメンテナンスや修理などはすべて自分の手で行っている。

「建売住宅も見学しましたが、”ガレージ=単なる保管スペース”としてしか考えられていなくて。どうしても、そこでの楽しい生活を思い描くことがませんでした」。
そんな折、小誌で住宅プロデュース会社の『ザウス』を知り、平成23年4月に東京店の相談会に参加。

そこで出会ったプロデューサーの廣畑さんと意気投合し、その後、同社がプロデュースしたガレージハウスを何軒か見学して、「ここなら自分のライフスタイルに見合った家づくりができる」と、確信したという。

ホワイトの内壁とフローリングが絶妙に調和した2階のリビング。壁面に大型の窓を設置することで、明るさと開放感に溢れたくつろぎの空間を作り出している。
キッチンは使い勝手を最優先してシンプルにデザイン。間仕切りを低くすることでリビングと一体になったオープンスタイルとし、家族とのコミュニケーションも円滑に。
3階ホールには、多目的に使用できるエキストラスペースを確保。造り付けのデスクにはノートPCやプリンターをすっきりと配置して、家族の誰もが気軽に活用できるように配慮。

家づくりにあたっては、希望エリアでの土地探しから廣畑さんに相談。設計を担当した建築家・濱里豊和さんとも、同じ兵庫県出身ということで出会った当初から話が合ったと話すKさん。
『ザウス』とともに、濱里さんとも全幅の信頼を置いて家づくりを進めることができたそうだ。

プランを煮詰めていく過程では、打ち合わせが8時間という長時間に及ぶこともあったそうだが、密度の濃い打ち合わせを重ねるごとに、Kさんが思い描くガレージハウスのカタチが着実に明確化されていった。

3階に設けた子ども部屋は、左右対称に2つのスライドドアを配置。将来的に2部屋に区切ることができるよう、フレキシブルなデザインを採用しているのがこだわりだ。
白を基調に、シンプルにコーディネートされたベッドルーム。「外から生活が見えないようにしたい」というKさんの希望で、ベッドに合わせて窓の高さを上げているのがポイント。
階段や手すりの素材は、リビングや各部屋のフローリングと統一。白の内壁にダークブラウンのウッドを組み合わせることで、温かみの感じられる空間を演出している。

白を基調にデザインされたK邸は、1階をビルトインガレージ、2階をパブリックスペース、3階をプライベートスペースと、Kさんのライフスタイルに沿って空間が明確にエリア分けされている。
積極的に窓を設けて開放感を演出したほか、2階にアウトドアリビングとしてテラスを設置するなど、コンパクトな空間を最大限に生かして快適なライフスペースを作り上げている。

外観は四角い箱型デザインとしながらも、2階・3階部分をセットバックさせることで、奥行き感と立体感に溢れるフォルムを作り出したのもポイントだ。

ダウンライトに照らしだされた愛車の1台、2011年型ハーレー・ダビッドソン・スポーツスター48・ XL1200X。木製ガレージドアによる温かみのある雰囲気によく馴染んでいる。
愛車のうちの3台は完全な競技車両。レースのためのメンテナンス作業が快適に行えるように、ガレージ内にはエアコンや換気扇、温水器付きシンクなどが完備されている。

Kさんがもっともこだわった1階ガレージは、クルマ1台と、バイク7台が余裕を持って駐車できるスペースが確保されている。
ツールボックスやエアコンプレッサーなどを配したガレージ内には、メンテナンスなどの作業が快適に行えるよう、換気扇やエアコンのほか、温水器付きのシンクやトイレも完備。
ガレージ内を柔らかく照らし出すダウンライトと木製ガレージドアの組み合わせで、無機質なイメージに温かみをプラスして、居心地のよい空間を作り上げた。

担当プロデューサーの廣畑さんも、土地探し、土地契約、予算調整のアドバイスなど、さまざまな面からKさんの家づくりをサポート。「2人のプロフェッショナルと出会ったおかげで、細かい部分まで理想通りのガレージハウスに仕上がりました」とKさん。「おかげで、バイク遊びに拍車がかかりそうです(笑)」。

四角い箱型を元にデザインされた外観フォルム。ホワイトの外壁と木製のガレージドアの調和によって、シンプルモダンなイメージに柔らかな印象をプラスする。

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