ガレージハウスの豊富な経験やノウハウを知って、土地探しのサポートから依頼しました。この雰囲気の家だと広さはこのくらい確保したいとか、こういった形状ならこんな家が適しているといった具体的なアドバイスを受けられたのが、非常に参考になりました。

雑誌 ガレージのある家 vol.32 掲載 photo/アトリエ・フロール株式会社 text/Shunsuke OOBUCHI(大渕俊輔)

目指したのはアメリカの家、 家族全員が満足できる夢の空間 足立区のガレージハウス

所在地/東京都足立区
敷地面積/90.4m2(約27.3坪)
延床面積/154.5m2(約46.7坪)
ガレージ/46.6m2(約14.1坪)
ビルトイン台数/2台
愛車/VW タイプ2 フィアット500 カワサキW3 ほか
他の特徴/ペットと暮らす家、アメリカンテイスト


消費税対策セミナーへの参加がきっかけとなり、念願のガレージハウス建築を決意したGさん。
家族に、自分に、そしてクルマにとっても大切な家作りの、パートナーに選んだのはプロデュース会社だった。

かつてはマンション住まいをしていたGさん。1階の庭付き物件だったので、多少のメンテナンスや洗車は可能だったものの、屋外のため時間や天候に左右されることも多く、ガレージへの憧れは常に持っていたのだそうだ。

そんなGさんのガレージハウス建築のきっかけは、2014年4月の消費税率アップにあったのだという。仕事で対策セミナーに参加した際、支出増の現実を実感し、「家を建てるならいましかない!」との決意を固める。

こちらはカワサキW3をメインとする2輪用スペース。工具の収め方、自転車の収納法など、細部にまで気遣いが感じられる。本格派の雰囲気が伝わったのか、自転車店と間違えられたこともあったとか。
日当たりのいい南側にはちょっとした庭が設けられた。ここに座ってガレージ内を眺めるなんて贅沢な時
間も思いのまま。息子さんとの共同作業という木製の小屋もベストマッチ。

以前から情報を集めていたこともあり、展示場を訪問し、建築事務所にも話を聞きに訪れたようだが、『ザウス』のガレージハウス相談会に参加し、ガレージハウスの豊富な経験やノウハウを知ったGさんは、プロデュースを依頼することにした。

まずは土地探しだ。自ら探すことにしたGさんだが、その際にも「この雰囲気の家だと広さはこのくらい確保したい」、「こういった形状ならこんな家が適している」といった具体的なアドバイスを受けられたのが、非常に参考になったそうだ。タッチの差で売れてしまったと思われた土地が、売却不成立で再び購入可能となったことで、具体的なプラン作成へと動き出すこととなった。

ご夫婦で話し合いイメージしたのは、暖かみがあって時が経つほどに味が出るアメリカの家。クルマとバイクを入れ、メンテナンススペースも確保するために1階部分をまるごとガレージとすることを了承してもらったGさんは、居住スペースには奥様の希望を全面的に採用することにしたのだそうだ。

ドア、ゲート、ポスト、ランプ、そしてグリーンと、どれもがアメリカンなイメージでまとめられている。ど
れかひとつ異なるだけでも雰囲気が崩れてしまうだけに、細部へのこだわりが感じられる。
奥様の希望を形にしたというリビングは、一部が吹き抜けとなっておりこの明るさ。オフホワイトの内装色
とコーディネートされた木製家具が、暖かみのある空間を演出している。
雨天時には洗濯物の部屋干しを余儀なくされるが、G邸では3階の日当たりのいい1室を物干し場とし、生活目線から外し、そこに洗濯機も置いている。暖かいお部屋は猫ちゃんにも好評の様子。

「僕らが次々に出す要望を、うまく汲み取ってくれて、現実的に落とし込んでくれましたね」。内装や構成するアイテムにもこだわり、イメージを伝えるGさんに対して、設計を担当した福島宏記さんは、それらひとつひとつを熟考し、丁寧に組み込んでいったのだという。

「私はオーナーの要望を工夫してプランに入れ込んでいくのが好きなんです。厳しい条件であればあるほどアイデアが出てきますね」。福島さんの言葉通り、ミントグリーンの外壁がアメリカンな雰囲気を醸し出すG邸には、ご夫婦のこだわりがたくさん詰まっている。

「家の引渡し後ほどなく、息子と一緒にガレージ横に小屋を作ったんです。そうやって少しずつカスタムしながら楽しんでいます。ガレージにいると時間を忘れてしまいますね」。楽しそうにエピソードを話してくれるGさんからは、本当に満足できる家ができたという想いが強く感じられた。

「ペットを飼える家」という希望もあったとのことで、リビングにはキャットステップも設置。向かって
右側の和室は、採光を目的とした吊り押入れが設けられ、奥の板の間からやさしい光が入る。
吹き抜け部分は、梁に床材を貼ることでキャットウォークとしている。「気が付くと登っているので、けっ
こう気に入っているのかもしれませんね」とのこと。
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