[見学会] いつかカフェを開く、斜面地の住まい

関西のイベント

完成見学会|王寺のカフェ併用住宅・奈良

高低差のある土地と、将来のカフェ計画。
ふたつの想いをひとつの建築にまとめた、店舗併用住宅です。

シンプルで素材感のある、心地良い空間。
住みながら少しずつ手を加え、いつかこの場所でカフェを開く。

そんな未来を思い描きながら、土地探しからザウスと家づくりが始まりました。

外観(現地写真)、バイクの後ろ側が駐車スペース。クルマ3台を駐車できる。約3mほど上に建物がある

この家の見どころ

  • 斜面地ならではの眺望
  • 2棟に分かれた1階と、ひと続きになった2階
  • スキップフロアやロフトによる空間の広がり
  • 住まいと将来の店舗が共存する間取り
  • 高低差のある土地の活用方法

建築概要

構造・規模/木造・地上2階建て
敷地面積/209.5㎡(約63.4坪)
建築面積/59.1㎡(17.9坪)
延床面積/116.54㎡(35.25坪)
施工/山本安工務店

内観(現地写真)、2階ダイニング・キッチン方向からリビングを見る。街の向こうに連なる山並みまで見通せる眺望

難しい土地だからこそ、味わえる眺望

敷地は、ひな壇状に造成された斜面地。
既存擁壁や高低差があり、がけ条例にもかかる、さまざまな条件が重なる土地でした。

上下段の高低差は約3m。
下段を駐車場、上段を建物の敷地として活用しています。

扱いやすい土地ではありませんでしたが、その高低差があるからこそ、視線が抜け、素晴らしい眺望を楽しめます。
土地の条件を丁寧に読み解き、構造や安全性、コストにも配慮しながら、難しさをここでしか味わえない暮らしのカタチと変えていきました。


将来のカフェイメージ(提案時のパース)。2棟に分かれているのが分かる。トイレは右の住居棟の1階にある

住まいと、いつかのカフェをひとつの建築に

住宅と店舗という異なる用途を、ひとつの建築の中で共存させることが大きなテーマ。

将来カフェとして使う店舗部分と、家族が暮らす住宅部分を、動線やプライバシーを整理しながら組み合わせています。明確に分けるだけでなく、つながる場所と距離を置く場所をつくる。

将来の暮らし方にも対応できる、店舗併用住宅を計画しました。


1階住居棟イメージ(提案時のパース)。広い土間玄関。正面右の手洗いの奥が共用のトイレ

2棟に分かれた、1階の間取り

1階は、将来のカフェスペースと住居スペースの2棟に分かれています。

将来のカフェスペース

約12帖の空間を、将来のカフェとして計画。これから始まる店づくりに合わせて、使い方を変えていける余白を残しています。また、業務キッチンや設備を設置することを想定し配管、配線があらかじめされています。

住居スペース

住居側には、広めの土間玄関、WIC、浴室を配置。
土間スペースは収納として使えるだけでなく、ちょっとした作業場としても活躍します。

カフェスペースと住居スペースは、トイレと手洗い場のみを共有。
それぞれの用途を保ちながら、必要な部分でつながる構成としています。

2階キッチンからのダイニング・リビングイメージ(提案時のパース)。スキップフロアになっているのが分かる

2階は、ひと続きの開放的な暮らし

2階には、約22帖のDKと個室を配置。1階の2棟とは対照的に、2階はひと続きの空間として計画されています。

大きな開口から眺望を取り込み、視線の抜けと解放感を確保。一部にはロフトも設け、限られた面積の中に、収納や趣味のための居場所をつくっています。


リビングからの眺め(提案時のパース)。天井の一部にロフトが設けられている

素材そのものを楽しむ

仕上げを過度に加えず、木や構造材の質感を活かしたインテリア。

天井は構造用合板を表し、土間コンクリートやフローリング、左官、塗装など、素材の表情を感じられる仕上げを組み合わせました。

シンプルでありながら、素材の違いや経年変化を楽しめる空間です。


設計

建築家 越前 良太


この住まいを、現地でご覧ください

写真やパースだけでは伝わりにくい、空間のつながりや高低差の活かし方を、ぜひ現地でご覧ください。
店舗併用住宅を建てる時にあらかじめ設置しておくと後から工事しなくてもいいものもたくさんあります。そんなポイントもお話しします。
将来の自宅でお店を開きたい、そんな想いのある方はぜひご参加ください。

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