
敷地内の高低差を活かして設計された、地下1階・地上2階建ての ガレージハウス 。ガレージにはクルマ2台を並列で格納できるスペースがあり、その奥には約11帖のガラスで仕切られた趣味室を設置。趣味室にはレーシングゲームシミュレーターが備えられており、愛車を眺めながらゲームを楽しむなど、リフレッシュできる空間となっている。さらに、ガレージ横のピロティー(屋根はあるがガレージドアのない半屋外スペース)にもクルマ1台を駐車可能。
外階段を上がると、玄関まで続くアプローチが現れる。7メートルほどの長さのアプローチには屋外用ソファが置かれ、通行人から視線が遮られるため、心地よい日は外の応接スペースとしても活用できる。玄関は地下階にもつながっており、趣味室を介してガレージとの行き来が可能。玄関ホールを抜けると、22帖ほどのLDKが広がる。リビングは約6メートルの高さの吹き抜けとなっており、対照的にダイニング・キッチンは天井を抑えた落ち着きのある空間に仕上げられている。縦方向にメリハリのある空間構成が印象的。
リビング内の階段から2階へアクセスでき、そこは個室が並ぶプライベートエリアとなっている。吹き抜けを通じて家族の気配が伝わる工夫も施されており、ガレージ空間だけでなく、生活空間としても豊かに設計されたガレージハウスである。
ガレージハウス 建築概要
構造・規模 | 木造・地上2階、地下1階建て |
敷地面積 | 153.0m² (約46.3坪) |
建築面積 | 76.1m² (約23.0坪) |
延床面積 | 221.4m² (約67.0坪) |
ガレージ面積 | 31.8m² (約9.6坪) |
撮影 | アトリエ・フロール |
建築家












