現場便り

2018年04月08日

断熱のいろいろ

毎年この時期になると、

「三寒四温とはよく言ったもので」と、

一つ覚えかのごとく口に出していますが、

今年は特に、花見のスケジュールに難儀いたしました。

皆さま、この週末、

"葉桜鑑賞会" は楽しまれましたでしょうか?

そんな花冷えのする週末には、断熱材のお話を。

 

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神戸市東灘区にて建築中のガレージハウス。

全長5,300mmを越える大型車をさらにゆったりと格納し、

隣にももう1台、計2台分のインナーガレージを持つ家です。

それでいて最寄駅から徒歩3分という好立地!

個人的には昔ながらの風情ある銭湯まで徒歩1分、が魅力的です。

 

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室内は "ふわふわに見えて実はカチカチ" な「吹付断熱」の施工が完了し、

内装下地の施工中です。

 

断熱材の選択肢としてよく検討されるのが、

グラスウールなどに代表される「充填断熱」と

吹付け断熱材を現場で発泡施工する上記写真の「吹付断熱」。

もちろん他にも挙げるとキリが無い程様々な選択肢がありますが、

ごくごく一般的なのはこの2択ではないでしょうか。

 

「充填断熱」と「吹付断熱」、断熱材の性能数値が同じであれば、

基本的に断熱性能は同じです。

当り前の話ですが。

違いが出るのは「施工精度」と「コスト」。

「充填断熱」では、

大工さんがメーカーの施工手順通りにキッチリと丁寧に施工をし、

電気屋さんや設備屋さんにも断熱欠損への意識を高く持ってもらえれば、

コストパフォーマンスに優れ、十分に断熱効果が得られます。

「吹付断熱」は専門の業者による責任施工となり、

手の違う別の業者に外注依頼をする為にコストは掛かりますが、

ほんの少しの隙間にもビッチリと断熱材を吹付けることができるので、

施工精度に安定・安心感があります。

 

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このような、外部と接する金物が室内に露出する凹みにも充填でき、

 

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配管周りもご覧のようにビッチリ隙間無く埋められます。

 

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ここも外部と接する金物周り。

 

新築計画を進める中で、家の重要な基本性能を左右する「断熱」について、

検討し思い悩まれる方も大勢いらっしゃることと思います。

「外断熱」「次世代省エネ基準」「Q値・UA値」「高気密高断熱」

「パッシブハウス」「基礎蓄熱暖房」「木製サッシトリプルガラス」など

挙げるとキリが無い程、様々な選択肢が溢れています。

この議論は終わりが見えないので置いておきますが、

性能やスペックばかりを追い求めるのではなく、

自身の生活のスタイルに合うのはどれか?を念頭にご検討下さい。

私は深い軒と縁側のある、障子と襖の家が心地良く感じます。

(原田)

ザウスではさまざまな角度からお客様に最適な選択肢はなにかを考えて、ご提案しています。
お住まいのお話をお伺いするところからご相談を承っております。
お電話等でご予約の上、お気軽に最寄りのザウス各店へお越しください。

2018年03月29日

古家の解体

例年に比べ、一足も二足も桜の開花が早く、

まだ春の気分に浮かれる準備ができていません。

この木・金で急いで準備をしまして、

週末の宴会に備えなければ!!

という方は、私だけではないですよね?

 

 

さて、今回は不動産の売買に関わるお話を少し。

 

家を新築する際、古家の解体工事が関わってくるケースがあります。

建替えはもちろんですが、今回の話は新たに「古家付土地」を購入した場合について。

 

「古家付土地」として売りに出されているので、一般的にはそのまま文字通り、

古家と土地両方を購入し、両方の所有権を移してから買主の責任で古家の解体・滅失を行います。

これ、様々なリスクになる事が多いのはご存知でしょうか?

 

様々な細かいリスクもあるのですが、大まかには以下の4点。

・不要な登記費用が余分に掛かる

・固定資産税の精算に関わる

・解体費用について

・解体工事について

 

まず、登記費用が余分に掛かる、コストのリスクです。

古家にも当然登記がありますので(稀に無いケースもありますが)、

すぐに取り壊す予定の建物であっても、

売買の決済の際には「土地」と「建物(古家)」の両方の所有権を買主に移します。

気の利く不動産屋さんであれば、「土地」の移転のみで、

「建物」の移転登記は不要としてもらえますが、

住宅ローンを利用する場合、金融機関がダメと言うケースもあります。

担保とする土地に、第三者所有の建物が残っていたらダメ、という理屈ですね。

所有権移転・保存登記費用として、登録免許税と報酬額合わせて数万円、余分に掛かります。

 

固定資産税の精算について、

固定資産税と都市計画税はその年の1月1日時点の所有者に対して1年分が課税され、

その年の4~5月に納税通知書が届きます。

ですので、年をまたぐ取引きの際には注意が必要です。

1月1日の所有者が誰なのか?土地だけなのか?建物もあるのか?で、

固定資産税の金額や請求先が変わります。

 

次に解体費用について。

これまで数十軒と解体工事を依頼してきましたが、

解体費用の目安の曖昧なコト。

金額の基準があるようなないような、

場所とタイミングによって金額に大きな開きがあります。

「解体なんて壊して撤去するだけやん、安いんが一番」と言われることもありますが、

後で元に戻らないものを壊してしまうリスクは想像以上です。

 ・隣家の壁を壊す、傷つける

 ・残す予定の切ったらダメな木を切る

 ・公共の側溝などを壊す

など、普通に考えるとありえないコトなのですが、、、まぁまぁあるのです。

しかも、後でお金で解決できない問題も多く含まれます。

身元の知れた、ちゃんとした解体屋さんはとても貴重な存在です。

 

そして解体工事について。

建物本体の解体で問題になる事は少ないのですが、

問題は地下に隠れた地中埋設物。

・古い基礎構造物(古家とは別の基礎など)

・古い浄化槽(昔使っていたものをその場で埋めただけという事がある)

・巨石、岩

など、別途見積りとなるものが出てきた際、冷や汗が出ます。

近頃は廃棄物の分別が厳しく、タイルが数㎥出てくるだけで追加費用を請求されます。

 

先日の解体現場ですが、

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こんな古い鉄筋入りの基礎・地中梁がゴロゴロ出てきたのですが、

隣家との境界や道路側溝などに絡む、とてもシビアな解体でした。

久しぶりに心の底から「"解体売主負担" で取引きして良かった―」と思いました。

 

そうです、我々ザウスが土地の売買取引をお手伝いする際、

土地代金を実質下げる目的もあるのですが、

「解体を売主にやってもらう」ことを最大限努力します。

何でしたら費用を上乗せしてでも、売主に解体してもらいたいと思ってます。

 

解体はとにかく近隣住民への配慮がとても大切なのですが、

元々顔なじみである売主が「ちょっと迷惑かけるねー」と言うのと、

新たに購入してバーンと解体してドーンと新築を建てる買主が「ご迷惑をお掛けしますが...」

と挨拶に行くのでは、とても印象が違います。

隣家との境界があいまいな場合は尚更、できる事ができなかったりもします。

 

不動産取引、ちょっとした工夫で大きなリスクを回避することができます。

 

(原田)

土地探しや建替え等、住まいづくりは、ザウスにご相談ください。
最寄りのザウス各店へご予約の上、お越しください。ご相談の費用はいただいておりません。

2017年09月11日

現場めぐり

工事中の現場によく行くのですが、ときどき現場が休みの日曜日に行きます。

職人さんがいないので邪魔にならないですし、ゆっくり見られるのがいいですね。

昨日は大阪狭山市と羽曳野市、葛城市の現場をまわってきました。

その中から大阪狭山市の現場をご報告。

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巨大なガラス面になる予定。ガラスはペアではなくシングルガラス。

サッシや方立はなく、ガラス突き付けのコーキングで仕上げます。

シングルガラスの方がペアガラスより大きく製作できますし、突き付けで仕上げられるため見た目に圧倒的な迫力がうまれます。

もちろん暑い、寒い、結露するといったデメリットがあるのですが、セカンドハウスで常時生活されるわけではありませんので、『デザイン重視』というお施主様のお言葉を頂き、採用することになりました。

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一面のガラスが入るのですが、端っこに庭へ出るためのサッシがつきます。

そのサッシ用の枠だけが取り付けられていました。とてもきれいです。

サッシや扉の枠などは細かいものですが、このおさまり一つで空間の印象が変わってきますので、実はとても重要なものなのです。

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そしていよいよ外壁と屋根のガルバリウム鋼板が貼り出されました。

一文字葺という貼り方。とても手のかかる貼り方なのですが、今回はさらにこれを斜め貼りにする箇所もあります。

おさまりをどうするかで、建築家、現場監督、板金屋さんで何度もやり取りをしてようやく決まりました。

それぞれの立場がありますので、話し合って妥結点を見出すことが大切です。

さあ、どんな仕上がりになるか楽しみです!

2017年08月26日

地鎮祭 in 甲陽園

あっという間に8月も終盤になりましたね。

小学校によっては二学期がはじまったところもありますね。

エアコンが教室についたからだそうです。

7月も9月も暑いですし、小学校にもエアコンは必須かもしれませんね。

職場にエアコンがないなんて考えられませんし・・・。

今日は比較的涼しかったのですが、西宮市甲陽園で地鎮祭を行ってきました。

設計を始めてから2年半の歳月を経て、ついに迎えたこの日。

感慨深いものがあります。

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ご覧の通りの傾斜地で、テントも重機で土をすきとりながら設営しました。

土のすきとりというか、岩の取り出しですね。

地域的に大きな岩が地中に埋まっているところなのですが、テントごときの設営でこれだけの岩がでるとは。。。

基礎工事や土留め工事のことを考えると本当に大変そうです。

地鎮祭も滞りなく終了し、建築確認申請もおり、ついに来月着工です。

2017年08月18日

天井の形

東京は雨が続いているようですが、大阪は大した雨もなく蒸し暑い日が続いています。

そんな中、『大阪狭山のセカンドガレージハウス』は大工工事の真っ只中。

天井の形状が複雑なため、作業は思ったようにははかどりません。

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ここはまだやりやすい場所です。

大工さんが採寸しながら石膏ボードに墨出しをして形を整えていきます。

大工さんも心の中で、『なんで天井まっすぐちゃうねん』と思っていることでしょう(笑)。

とはいえ、こころなしか作業中の顔は楽しそうでもあります。やっぱりものをつくるのが好きなのでしょうね。

ザウスではこれまでもいろんな天井の形ができています。

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コンサートホールのような天井。

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アールの天井にフローリング貼り。

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アール天井にシナベニヤ貼り

形状と仕上げ材によってもイメージは大きく異なります。

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勾配天井に木製ルーバー貼り。

もちろんフラットな天井に塗装やクロスなどが一番多いのですが、天井にこだわってみるのも面白いですよ。

2017年07月27日

上棟式 in 葛城

涼しくなってきましたねー

と早く書いてみたいものです。

猛暑が続きますが、もちろん現場は続きます。

葛城の現場では上棟式を迎えることになりました。

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この日はお施主様のご両親も駆けつけてくださいました。

工務店さんが準備してくれた御幣を飾り、玉串を奉り二礼二拍一礼。工事の無事安全を祈ります。

関係者の皆様、くれぐれもよろしくお願いします!!

2012年09月14日

らせん階段

「らせん階段」のある家って、憧れませんでしたか?

・・・私だけ!?
そんならせん階段、デザインは多種多様ありまして、
むしろ、同じ形のものはありませんってくらい。
ま、既製品のらせん階段もありますが、ほとんど採用されることはありません。
それぞれの家に合わせて作ろうとすると、鉄工所さんに一から作ってもらうことになるのですが、
踏板の数、支柱の太さ、手摺の形状、踏板の素材、補強の有無・・・
全く同じ家が2つと無いように、同じデザインにはなりません。
ちなみに現在お手伝いさせていただいているお宅のらせん階段ですが、
その1
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支柱から踏板が跳ね出して宙に浮いているような線の細い軽やかなデザイン。
その2
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支柱を細く、踏板を繋ぐイナズマササラが特徴的な軽快さと堅牢さを両立したデザイン。
どちらも工事中の現場でまだ塗装もされていませんし、その2 は手摺りの取付けもまだですが、
明らかにデザインが違うってことがお解りいただけると思います。
これに色も加われば、憧れのオリジナルらせん階段ができあがります!
皆様のお好みはありますか?
(原田)
2012年09月09日

京都で地鎮祭

こんにちはです。

まだまだ、暑いですね・・・。

今日は、京都で地鎮祭がとり行われました。

大半のお施主様にとっては初めての経験でしょう。いつも式前は、ちょっとした緊張感に包まれます。

地鎮祭の多くは神式ですが、他にも仏式やキリスト式、また信仰によって独自の形式があったりします。

今回は神式だったのですが、その神社さんが陰陽道に関係しているようで、これまでに見たことのないような感じでした。

流れは通常通りなのですが、祝詞奏上(のりとそうじょう)や四方祓い(しほうばらい)などの動き、口調が激しいんです。

まさに映画「陰陽師」を地でいく感じです。これまで100回近く、地鎮祭に参加してきましたが、私も初めての経験でした。

いろいろあるもんですね。

2012年08月20日

祝上棟!!

こんにちはです。今日は、東大阪で建築中のガレージハウスが上棟を迎えました。

鉄骨造の3階建。1階に3台のインナーガレージを有し、ガラス貼りの玄関、ホールから愛車を眺められる、ガレージハウスファン垂涎の家になるでしょう。

今回は大きなスパン(間隔)を飛ばす空間であることと、吹き抜けの空間が多いということで、木造を選択から外し、鉄骨造の採用となりました。

上棟式はまた改めてとなりますが、まずは無事の上棟おめでとうございます。

2012年08月06日

三郷のガレージハウス

こんにちは、です。

今日は、三郷のガレージハウスの現場です。

現場は追い込み。、足場もバラされ、外観が見えてきました。

足場が撤去されるときは、数ある工程の中でもテンションが上がるときですね。

連装窓、あらわしの登り梁が印象的です。

ラストスパート、気を引き締めていきましょう!

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