みなさまそれぞれの思いをカタチにするお手伝いをするのが我々の仕事

横田孝夫(ヨコタタカオ)

1997年工学院大学建築学科卒業、株式会社結建築設計事務所勤務。趣味は映画鑑賞。

すべての住まい手に豊かな心地良さと少しのデザインを届けたいと思ってます。流行にとらわれすぎない温もりのあるデザインを心がけています。みなさまそれぞれの思いをカタチにするお手伝いをするのが我々の仕事です。一緒に家づくりを楽しみましょう。

デザインに関しては、日本らしい美しい建築を創りたいと思っています。伝統的なもの、歴史的なものに習い、いかに新鮮に現代の生活スタイルに取り込み、融合させられるかを考えています。

ザウスで設計を手がけた施工例

設計例

「ある画家のアトリエ」
南に正対した2階建てのアトリエとギャラリーでもある玄関、「くの字」に折れ曲がる畳の間の配置。

一人の画家が、キャンバスの向こうに、そして自分に向き合い、一つの絵画を生み出し、鑑賞する場所。
そこは、静けさや、緊張感を纏った場所。
そこに、劇的な何かは必要ない。ここでしか生み出されない、特別な光や気配が存在する。このアトリエは、そんな場所であるべきだと思った。

和泉山脈を源として大阪湾へと流れる河川を見下ろす場所にある。
画家のアトリエ併用住居である。
元々この地にあった木立の中に建ったかのような、そんな佇まいになればいい。

木立の中、緩やかに登りながら蛇行する小径を、陽の光を浴び成長する緑に目を奪われては、立ち止まり、また進んで行くと、深い軒の先、格子戸越しに、画家の作品が飾られた壁が見えてくる。そこは、柔らかい色調の大谷石が敷き詰められ、地窓の先には竪格子の塀で囲われた庭へと視線が抜ける。

畳の間。そこで人は、腰を下ろす。先ほど歩きながら目にした緑を、ここでは、開口を抑えた室内から目にする。高木は幹のみしか見えない。芽吹く新芽、色付く葉、揺れる枝葉、見えない先を想像する。川の音に気付く。雨風で掻き消される程の音だが、雨の降った翌日の朝、そのことに気付かされる。

上流からの湿った風と朝の清々しい光を取り入れる開口、軒と格子が直射光を遮る東西のハイサイドライト、障子を立てこんだ南の吐き出し窓、それぞれの開口が、性質の異なる柔らかい光を制作の場に注ぐ。ここは、常に変わらない環境を与える場所ではない。壁で隔てた外の様子を感じ、筆を置く、そしてまた塗り重ねる。

確かに変化する日常の中に何かを捉え、表現する画家は、その変わるけれども変わらない、雲の動き、水音、緑の濃淡、一日の陽の移ろいを感じながら、またキャンバスに向き合う。

「杉並の家」

フルリフォームの二世帯住宅。開口部や全体のモダンなフォルムはそのままに、外装材をメインに改装したものです。全体的に外観はモダンで明るく、内観は使い勝手を重視した内容でまとめました。
敷地面積/233.0平米(約70.4坪)
建築面積/95.7平米(約28.9坪)
延床面積/170.5平米(約51.6坪)

「東松山の住宅兼ギャラリー」

建築主ご自身が油絵画家であるため、所蔵する作品の展示を目的としたギャラリー兼住居。郊外の静かな地域に、シンボリックな形状で、地域にも貸し出せる運営形態をとるギャラリー。近隣住民の憩いの場としての役割も担う。
敷地面積/770.2平米(約232.9坪)
建築面積/220.1平米(約66.6坪)
延床面積/199.9平米(約60.5坪)

「東松山の住宅兼ギャラリー」

サービスエリア:東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 群馬県 大阪府 京都府(南部) 兵庫県(中南部) 奈良県 和歌山県 滋賀県(南部) 三重県(一部)