難易度が高くても、即答で無理とは言わない。可能性を模索する。

堤 庸策(ツツミヨウサク)

1979年徳島県生まれ。98年国立阿南工業高等専門学校修了。
02年アートカレッジ神戸インテリアデザイン学科卒業。
03年~田頭健司建築研究所勤務。06年arbol(アルボル) 開設。
10年法人化、現在に至る。趣味は旅行、ラーメン食べ歩き。
「夫婦で建築家なので、ご要望の反映はバランスが良いと思います。」

Arbolのコンセプトは「自然に、自然を」です。
自然素材を取り入れて、自然なたたずまい、自然な動線、
自然な心地よさをデザイン。

建築・内装・インテリア・リフォーム・リノベーションなど空間にまつわるすべての場面で、「なんかいいよね」を創造しており、シンプルで温かみのある空間をデザインしています。

ザウスで設計を手がけた施工例

設計例

「今宮の家」
サイコロのような外観は木で仕上げて温かみと穏やかさを感じさせるものに。
住まいの中心は施主の要望によりコンクリート打ち放しの壁で囲まれたバスルーム。
リビングダイニングに向かってショーウィンドウのようにガラスで仕切られている。
アプローチから引戸を開けるとエントランスデッキがあり、そのままリビングへと導かれる。
パブリックスペースの1階と個室の2階が吹き抜け、を介して結ばれ個室部分の壁がオープンになっていることで、住まいのどこへも視線が抜け広がりが生まれた。これは家族のつながりをいつも大切にしたいという施主の考え方がいちばん表れた場所になっている。

「今宮の家」

「今宮の家」

「玉造の家」
元学習塾兼住居だった築年数約30年の物件を住宅にリノベーション。
1Fにガレージ・倉庫・洗面浴室と大きめの玄関で施主のマウンテンバイク2台が収納できるようにした。
2Fは一つの空間にリビング・ダイニング・キッチンとウォークインクローゼットを配置。3Fは寝室と子供部屋の2部屋で片方の部屋は将来子どもが増えれば更に間仕切り壁で区切れるように扉を2カ所に設置。施主様が外観のリニューアルも希望されており、自然素材と人工的素材の融合ですっきりインパクトのある建物にした。

「玉造の家」

「玉造の家」

「colissimo(コリシモ)」
築70年の木造2階建ての旧郵便局舎をリノベーション。
当時の記憶を残すため、白いペンキの剥げた外観や、郵便局時代の面影の残る事務カウンターや意匠などはそのまま。
廃墟同然だった1階住居棟と2階は手を入れる必要があったため、アンティークのドアやスイッチをバランスよく配置し、和と洋・新と旧が交じり合って織りなす「懐かしくて新しい」そんな主張しすぎない静かな世界観を作り出した。

「colissimo(コリシモ)」

「colissimo(コリシモ)」

「西三国の家」(GOOD DESIGN AWARD 2014 受賞)
都心に住む定年退職後のご夫婦のための、新しい「平屋」スタイルを提案する建築である。引き戸、廊下幅、寝室の位置などバリアフリーを前提に、必要な部屋だけに絞り込み、その居室に寄り添うように、表情豊かな庭をS字型に配置している。プライバシーを確保するために、スギ板の塀に囲まれた木の箱のような家は、内と外との心地よいバランスを保ちつつ、内にあって森の中の一軒家のような新しい豊かさを生み出している。

GOOD DESIGN AWARD 審査委員の評価
一種のコートハウスであるが、外部空間を分散してとることで、どの部屋も独自の景色をもつような構成となっており、コンパクトだが、豊かな住 空間となっている。また将来対応のバリアフリーも念頭においたのびやかなプランも評価できる。また、コートハウスは、外部に対して閉鎖的な構えとなるが、 そこは外壁を木板張りとし部分的にルーバーにするなどして、柔らかな印象を作り出すことに成功している。

「西三国の家」

「西三国の家」

「西三国の家」

「阿倍野の家」
住宅が建て込むエリアにある細長い土地。プライバシーを確保しつつも開放感があり、通風・採光にすぐれた住まいを作ることが課題となった。そこで家の中心であるリビングの北側に、あえて中庭と大開口を設け、さらにトップライトからの採光も加えて、都心部でありながら昼間は照明をつける必要がない十分な明るさを確保。1Fから3Fまで、浴室を含め室内のいたるところからシンボルツリーのある中庭が眺められ、家にいながらにして四季を感じられるように配慮した。
 また、施主夫婦がシニア世代になる将来には、1Fを居住空間にして生活のすべてをまかなえるよう、玄関脇の物置はリビングキッチンに転用する想定で給排水も完備している。耐震性にこだわる施主の意向を反映した躯体構造も特長。

「阿倍野の家」

「阿倍野の家」

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