思わぬ空間の広がりはとても楽しいものです。

門脇 哲也 (カドワキ テツヤ)

1967年鳥取県生まれ。92年京都工芸繊維大学大学院修了、92〜95年株KAJIMA DESIGN、97年カタチトチカラ1級建築士事務所設立、2001年〜アートカレッジ神戸非常勤講師、2004年〜京都造形芸術大学通信教育部建築デザインコース非常勤講師、91年エスバイエルデザインコンペ 佳作、95年水俣メモリアルデザインコンペ 準佳作、2002年木青連木材活用コンクールインテリア部門入賞。趣味は読書・サイクリング・旅をすること。映画や音楽も好きです。スペインや中南米の文化に興味を持っています。

以前、メキシコを長く旅することがありました。強い自然、シンプルな生活の中で、本当に落ち着けるかつ美しい住まいや庭を見たように思います。先鋭化するテクノロジーを一旦脇において豊かさのある住まいをつくりたいと思います。
視線や風の流れなどを考慮して、居室が縦や斜めに連続するような構成をよく提案します。思わぬ空間の広がりはとても楽しいものです。

ザウスで設計を手がけた施工例

設計例

「アンズハウス」
前面道路からの眺め

敷地に残るアンズの木は家族の思い出の木でした。そのアンズの木を見守るように建物を配置した、季節が常に感じられる、庭の風景を大切にした住まいです。

「アンズハウス」
庭のアンズの木越しに建物を見る

「アンズハウス」
リビングルームと庭を望む窓

「下米積の家」
庭からの眺め. 写真左は隣接する既存建物

クライアントの山で育てたヒノキを、構造にも仕上げにもふんだんに使った住まいです。ヒノキのシャープさを和らげるように、間接光が柔らかく回り込む空間を作りました。

「下米積の家」
ダイニングルーム.太陽光を間接的に取り入れるトップライト

「下米積の家」
リビングダイニングのインテリア

「秋喜の家」
小部材の構造体が屋根と壁を支えている

既存の和風民家を残しながら、リビングダイニングを増築しました。 残存する部材の構造的な補強も兼ねて壁の形状をデザインし、骨格の隙間から光を取り込む仕組みになっています。

「秋喜の家」
和室からダイニングキッチンを見る

「秋喜の家」
外観。既存建物の1階が増改築部分

「大阪トヨタ貝塚店」
ランドマークとなるようなデザイン

自動車の展示も、車両整備も、どちらも美しく見てもらえるように、ショールームと工場を連続してデザインした店舗です。ガラス越しに自動車の修理を見せることで、技術の風景をインテリアとして楽しんでもらうことを考えました。

「大阪トヨタ貝塚店」
ショールーム内部

「大阪トヨタ貝塚店」
ショールームから整備工場まで続くデザイン

「大阪トヨタ泉大津店」
前面道路から見た夜景

店舗の背景面全体にガラスブロックを用い、舞台のように、スタッフも来客もシルエットで浮かび上がる店舗をイメージしています。 機械のメンテナンスや管理といった機能的業務の中にも、美しさがあるはずと考えてデザインしています。

「大阪トヨタ泉大津店」
カーテンウォール越しにインテリアを見る

「大阪トヨタ泉大津店」
ショールームのガラスブロック壁

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