「Rooftecture 塩屋」は、建て主の「展望の素晴らしいところに住みたい」という強い思いからスタートした。
海岸線に沿う斜面の僅かな平地で、建物を建てることが非常に困難と思われたが、そこからの展望は素晴らしく、クライアントの要望をぜひ叶えたいと思った。
狭い敷地のため、間知石の擁壁を視覚的・身体的に内部へ連続性を持たせることで広い空間を獲得する。さらに、目地にある草や花の存在感にも注目し、室内からも見せることで、ここに住むことの楽しさを広げたかった。
デザインとは、「変わったものをつくる」のではなく、その敷地の特徴やクライアントの想い、さらに時代背景などの接点を見つけ出すことで具体化され生まれると思う。
私たちザウスが遠藤秀平先生と出会ったのは5年前になりますが、その間に輸入車専門中古車店「オーラッシュ」の店舗設計、「ローデンストック専門」アイウェア(眼鏡)ショップ設計などを一緒に手がけてきました。
連続性・開放性・多様な空間という遠藤先生の3つの建築テーマに共感できる方にとっては、たいへん頼もしい家づくりのパートナーになるでしょう。
一般的にはあまり知られていませんが、遠藤先生の設計デザインの本当の魅力は、「敷地の魅力を余すところなく引き出す設計」にあります。
お人柄は、極めて温厚。一度お会いすると、もう一度会いたくなる不思議なヒトです。
開放性として「米原幼稚園」
「子供のための空間として地面との接点を強くしたい。」必要な空間の確保を木の組成を失わせずに実現する為、ドーム形状の木架構を組み合わせた。内部は、集成材でない無垢の木を使っている。
多様な空間として「エコハウス」
作り手として、環境については注意を払い、自然の営みと一体化することをテーマとしている。環境の重荷を低減する素材を使うこと、結果的には、それがコストを押さえることにもつながる。多様な室内を展開する現在進行中のエコプロジェクトより。
経歴
| 1986年 | 京都市立芸術大学大学院修了 石井修/美建設計事務所 |
|---|---|
| 1987年 | 遠藤秀平建築研究所設立 京都市立芸術大学 神戸大学 名古屋工業大学 奈良女子大学 非常勤講師 彩都IMI 大学院スクールディレクター (社)日本建築家協会・近畿支部所属 |
賞歴
| 1993年 | アンドレア・パラディオ国際建築賞(伊) |
|---|---|
| 1998年 | カラーラ国際石材建築賞大賞(伊) |
| 1999年 | 日本建築美術工芸協会賞(日) |
| 2000年 | 7thベネツィアビエンナーレ3千年紀建築大賞(伊)ar+d大賞(英) |
| 2001年 | フランチェスコ ボロミーニ国際建築賞(伊) |
| 2002年 | 第8回公共建築賞優秀賞(日) |
| 2003年 | 環太平洋文化建築デザイン賞大賞(米) 芸術選奨文部科学大臣新人賞(日) |
| 2004年 | 9thベネツィア ビエンナーレ特別賞(伊) |
| 2005年 | 子供のための国際建築賞大賞(英) 「THE ARCHITECTURAL REVIEW」AR賞入選(英) |
遠藤秀平建築研究所
1960年1月27日
滋賀県出身
