
リゾートホテルのような住まいを実現
高台からの眺望を生かした快適な住まい
モノトーンカラーの外観がシックな印象。
ライトアップされたお住まいも雰囲気たっぷり。
横浜市・井土ヶ谷にあるT邸。
高台の住宅地の中にたたずむお住まいは、白と黒のコントラストが映える外観で、たいへん落ち着きのあるたたずまい。
建て主のT様が土地を購入されたのは、お住まいが建つ13年前。
「いつかはここに家を建てられたらいいなと思っていました。3年ぐらい前から資料を集め出して、調べていく中で、建築家との住まいづくりに興味を持ちました。」
T様がザウスとの住まいづくりを選ばれた決め手は、ある工事が必要だったからだといいます。
「土地が傾斜地であることに加えて、地盤が不安定なため“よう壁工事”が必要でした。ハウスメーカーでしっかり対応してもらえるのかという疑問と、せっかく家を建てるのだから、自分たちの理想通りの設計にしたいという思いもあり、建築家との住まいづくりを徹底サポートしてくれるザウスにお願いすることにしました。」
T様のご要望 × 建築家のワザ
お住まいは、ゲストルームと寝室、お嬢様の部屋、水まわりが集められた1階と、メインとなるLDKが設けられた2階という空間構成。
中に入ってまず驚くのが、1階の日当たりの良さです。通常、日当たりの確保が難しい1階において、明るい日差しがさんさんと降り注ぎ、室内は明るさに満ちています。
「密集した住宅地ですから、日当たりはそんなにないだろうと思ったのですが…明るくて驚きました」とT様。
住まいの設計を担当したのは、これまでにも数々の建築実績を持ち、敷地の特徴を生かした住まいづくりを得意とする建築家・栗原正明氏です。
「天空率(道路から空がどれだけ見えるか)の計算を行う事で、法規的な条件を満たしつつ、建物を道路側に寄せる事ができました。また1階の南側には構造壁を設けていないので、日あたりは最大限に確保できています。」
また、1階の各部屋から眺められる庭もたいへんおもむきのある空間に仕上がりました。
「庭も築山(つきやま)にしたり、庭木にカエデとヒメシャラ(ツバキ科の落葉高木)を植えるのも、栗原さんから提案していただきました。庭の設計も住まいといっしょに考えてくださったんですよ。」
畳が用いられた落ち着きのあるゲストルーム。
お嬢様のお部屋にも明るい光がさんさんと降り注ぐ。
大胆かつ繊細なデザイン
傾斜させた天井やスリット状の窓など、こだわりあふれるLDK。
ダイニングテーブルとチェアは栗原氏おすすめの家具店で購入。
ご家族との会話を楽しみながら料理に腕をふるわれる奥様。
パソコンを置くスペースが確保された階段の踊り場。小部屋的な感覚で使える。
お住まいのメインとなる2階は、開放感あふれるワンルームのLDK。天井と壁、床に木のあたたかな風合いが生かされ、たいへんモダンな表情です。
中でも目を引くのは、お住まいの端から端に向かって傾斜のついた天井。
「もともと雨を流すということから傾斜屋根としたのですが、その向きや高さは内部をイメージしながらくり返し検討しました。構造は3次元のモデルを作って解析しています」と語る栗原氏。
さらに、上と下の壁を切り取るようにしてはめこまれたスリット状の窓からは、横浜の街並みを一望できる大パノラマが広がります。
「壁が少しあった方が落ち着いた雰囲気になるので、スリット状の窓を提案しました。構造の条件から、窓をもう少し広くすると柱の数を増やすなどしなければならないので、その辺のバランスには気を使いました」と設計当時を振り返ります。
ふだん、T様ご家族はダイニングテーブルからこの眺めを楽しまれるのだとか。
「じつは、窓からの景色は、イスに腰掛けたときに一番よく見えるようになっているんです。きっちり高さが合うように、栗原さんに計算していただきました。夜景もきれいですし、ここで外の景色を眺めながらお酒を飲むのが楽しみですね。夏にはこの窓から、横浜の花火大会も見られるんですよ。」
さらに、広々としたキッチンスペースは、奥様のお気に入りの空間です。リビング・ダイニングと一体化し、ご家族と会話を楽しみながら料理をつくることができます。
「同じ料理をつくるにしても、使いやすいと気分がまったく違いますね。作業動線も快適です。収納スペースもたくさん確保してもらったので、お客様が来たときすぐにモノがしまえるのも便利ですね」と奥様。
ご家族のこだわりがカタチとなった理想のお住まいが、建築家のたくみな設計によってみごとに実現しました。
住まいづくりを終えて
「設計コンペでの栗原さんのプレゼン資料は、よく作り込まれていて魅力的でした。しかも、プレゼンの段階では、設計図は通常大まかに描くと思うのですが、栗原さんは土地の実測値をきっちり計算し、精密な図面を描いていました。細かなところまで正確に計算してくださる繊細な方なので、工事を担当する工務店に対しても、厳しい目を光らせていましたね(笑)。たいへん信頼できる方だと思いました。」
感性のぴったりと合う建築家との住まいづくりに、T様も大満足のご様子。
「いま大阪に単身赴任中なので、なかなか家に帰れないのがさびしいです。でも、帰った時はまるでリゾートホテルにでもきた気分になりますね」と微笑まれます。
お気に入りの場所で眺めを楽しみながら団らんをされるT様。
栗原氏のプレゼン資料(表紙)
栗原正明氏
栗原正明建築設計室
住む方にとって快適で機能的な住宅を設計することはもちろんですが、内部空間のスケールや街並みの中でのあり方など、いろいろな点からみて最善と考えられるような提案をするようにしています。

