リフォームで実現できた、快適な二世帯同居
【リフォーム後】フロアの中心は、広いリビングダイニング。右奥の黄色い壁が、苦労の結晶。見事意図どおりの仕上がりで、暖かみを感じさせる空間となった。間仕切り壁は、鉛を巻き付けたもの。金属の微妙な色合いが、さらに空間をおもしろいものにしている。
「いずれは親と同居したい」と思っている方はたくさんいらっしゃるはず。今回ご紹介するM様も、そんなおひとり。
ご両親と同居されることを機に、ご両親がお住まいの4階建て鉄骨造の建物の2階部分を、M様ご夫妻とお子様との暮らしに合わせて全面リフォームされました。
このリフォームの最大のポイントは、空間の豊かさの追求。
リビングと寝室、子供部屋を可動する間仕切りで区切り、用途によってはひとつの空間として開放し、ワンルームとしても使用できるフレキシブルな空間を要望されました。
「メインとなる空間を三枚の壁でゾーニングするというシンプルなコンセプトです。三枚の壁は、鉛壁・塗り壁・木製の壁と、素材・ディテールを変えました。この三枚の壁によって生活の場を緩やかに分けつつ、視線の抜けや動線を考慮し、快適な生活を送れるよう工夫しています」と語るのは、設計を担当した前田吉徳氏。
「機能よりもデザインを優先させてほしい」とのご要望を受け、これまで使用しておられたミッドセンチュリーモダンの家具が映える白を基本色とし、素材や色でアクセントを付けた空間が出来上がりました。
【リフォーム前】壁で複雑に区切られたリフォーム前のリビング。
【リフォーム前】吟味された素材による素晴らしい空間であったものの、使い勝手はいまひとつだった。
【リフォーム前】お父様のこだわりが随所に感じられ、リフォームするのがもったいないほど。吟味され抜いた素材よる、完成度が高いこだわりの空間だった。奥には和室がしつらえられていた。
打合せで練り上げたイメージを、納得の行くまで追究した“愛着が増す空間”
M様が初めてザウスに来店されたときは、まだ具体的な計画をお持ちではなく、軽微なリフォームをお考えでした。しかし、元がお父様によるデザインや素材にこだわった空間であったことや、M様ご自身の空間に対するこだわりもあり、結果、建築家による全面リフォームへと計画が変更になったのです。
M様にはっきりとしたデザインの好みをお持ちでしたので、そのテイストに合い、年代も近い建築家・前田氏をご紹介。M様お好みのショップや建築家・ルイスバラガンの建物など、アイデアを出し合いながら、計画を練り上げていきました。プロセスが進むにつれ、M様の家づくりへの関わりは強まり、いつしか前田氏を凌ぐほどに。
実は、この空間作りの中で、最も苦労したのが空間のアクセントとなる黄色い壁の調色。当初よりM様が望んでおられた色です。この微妙な色がなかなか出せず、長い試行錯誤を経て、結果、暖かみのある美しい空間が完成しました。
新しいお住まいでは、お子様が広々と生まれ変わった空間を楽しそうに走り回り、ご両親にも大好評だとか。空間が生まれ変わったことで、これまで以上にインテリアを飾る楽しみも増え、「暮らすごとに、日々愛着が増してきます」とM様は締めくくられました。
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【リフォーム後】壁、床木の配し方で、同じ空間なのに、より広がりを感じられるようになった。 |
【リフォーム後】奥の間仕切りを閉めた状態。摺りガラスなので、光を遮ることなくプライベート空間を隠すことができる。 |
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【リフォーム後】元々和室のあったところにしつらえられたプライベート空間。壁一面に収納スペースが取ってあり、物が散らかることがない。 |





