角のない住宅

同年代の建築家と建てる、快適な住まいづくり

【外観】建物の四隅が曲線の【角のない住宅】。丸みを帯びた輪郭が、やわらかな雰囲気をかもし出している。

【外観】建物の四隅が曲線の【角のない住宅】。丸みを帯びた輪郭が、やわらかな雰囲気をかもし出している。

【内観】曲線の形状に合わせて配された、遊び心あふれる空間。外の景色も室内に取り込んでいる。

【内観】曲線の形状に合わせて配された、遊び心あふれる空間。外の景色も室内に取り込んでいる。


「遊びに来た人が、あっと驚くような家にしたかった。新築祝いに来てくれた人に、めいっぱい楽しんでもらおうと思って」。

横浜市郊外の高台に建つ、F邸。建築主のF様と建築家の感性がぴったりと合った、遊び心あふれるお住まいです。この住宅の大きな特徴は、なんといっても、その形状。敷地の中に建つ住まいの四隅が曲線となった「角のない家」なのです。丸みを帯びた美しい外観は、どこか気持ちをなごやかにさせてくれるような、やわらかい表情のたたずまいとなっています。

理想のお住まいを実現されたF様。住まいづくりを決心されたきっかけは、雑誌で見た“狭小住宅の事例”だったといいます。

「まずは土地探しから始めました。何ヵ所か見てまわったのですが、土地の良し悪しの判断基準がまったく分からなくて。そんな時、ザウスを知って、土地探しをお願いすることにしました」。こうして、ザウスとともに土地探しを開始。3ヶ月後に、たくさんの物件情報の中からこの高台の土地を購入され、いよいよ、建築家との住まいづくりがスタートしました。

F様の住まいづくりのご要望の中で、最も印象的なのが「同世代の建築家と住まいづくりをしたい」ということでした。「建築に関しては、まったくの素人。でも、自分の意見だけはしっかりと伝えたかったので、対等に話ができる、同世代の建築家にお願いしようと思ったのです」とF様。

この意向をふまえて、F様が設計コンペで選ばれたのが、矢敷潤氏の設計プランでした。「光を嫌う書籍類の書庫を、1階の真ん中に配置。それを各部屋が囲むような“回遊空間”にしようというプランでした。建物の四隅を曲線にしたのは、外観に魅力を持たせるためだけでなく、視線の行き止まりを少なくして、空間に広がりを持たせるための工夫でした」。矢敷氏が建築当時を振り返ります。


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同世代が集まって、楽しみながら住宅をつくる

「住まいづくりのスタッフがみんな同世代だったので、楽しくできました。それが結果として、遊び心あふれる家につながったのかもしれませんね」とF様。

感性のぴったり合う建築家とつくる、斬新なデザインは、住まいのいたるところにうかがえます。たとえば、室内の四隅の使い方。1階が4ヵ所すべてアールを描き、曲線状の大窓になっているのに対し、2階は、すべてが収納スペースとなりました。十分な日差しと収納を確保すると同時に、空間全体が変化に富む楽しい空間となっています。

さらに、廊下や部屋の壁、床は清潔感あふれる白で統一されました。床に白いタイルを使うことはF様のご要望でした。
しかし、矢敷さんはF様にタイルのメリット・デメリットを説明し、機能面でデメリットがあることから、他の素材を勧めたそうです。しかし、F様の強いご希望により、最終的に白いタイルを使うことに決定しました。
結果的に、室内はよりスタイリッシュな空間になり、F様も矢敷さんも大満足の仕上がりに。

された室内と、外の緑が美しいコントラストを描く。

でっぱり部分のないスマートな空間構成。白で統一された室内と、外の緑が美しいコントラストを描く。


スライド敷きの書棚には、F様愛蔵の書籍やCDがずらり。

スライド敷きの書棚には、F様愛蔵の書籍やCDがずらり。


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視覚的な演出と空間の有効活用で、開放的あふれる住まいを実現。

建物は約30坪のコンパクトなつくり。しかしながら、一歩建物の中に入ると、そこは想像以上の開放感を感じさせてくれます。その秘密は、視覚的な広がりの演出と、空間の有効活用にありました。

吹き抜け式の明るい玄関や、ポリカーボネート製の大きな窓から、裏山の緑豊かな自然が望めるご夫婦の寝室など、視覚的に開放感が感じられる空間が広がります。

寝室横にある書庫は、縦の空間をめいっぱい活用。床から天井までの高さがある、大きな「スライド式書棚」が10架設けられました。F様愛蔵の書籍やCDがぎっしりと納められ、さながら図書館の書庫のようです。「本やCDの取り出しやすさにもこだわりたかったので、スライド式の書棚には満足しています」とF様。

2階の14畳のリビングルームは、テラス側の窓を全開口式にして外の景色を取り込み、開放的なオープン型キッチンを採用するなど、ここにも視覚的な広がりをもたせた開放感たっぷりの空間が広がります。

「実は階段の壁にも、ちょっとした遊びがあるんです」とF様。聞けば、壁の上部が「隠し収納庫」になっているのだとか。空間を最大限に活用し、機能面を考慮した矢敷氏のたくみなプラン。なんと、建物全体のおよそ30%もの空間が収納スペースとして確保されているそうです。

こうして完成したF邸。感性のぴったり合う同世代の建築家と建てる、思い通りの住まいづくりを、F様は存分に楽しまれたようです。

 


建築家コメント

矢敷 潤 氏

矢敷 潤


F様とはお互いのセンスを尊重し合える、ベストな関係を築くことができたから、このように素晴らしい住まいづくりが出来たと思っています。コンペ時のアイデアがほとんど変更されずに活かされ、とてもスムーズに楽しく住まいづくりが進行しました。


プロデューサーコメント

森脇 祐樹
ザウス東京店


F様や矢敷さんはもちろん、住まいづくりに関わったみなさんの笑顔を見ていると、「住まいづくりは楽しいもの」ということを実感せずにはいられません。

曲線を描く、大きな窓が設けられたサニタリースペース。視覚的な開放感をもたらしている。

曲線を描く、大きな窓が設けられたサニタリースペース。視覚的な開放感をもたらしている。

2階のデッキテラス。全開口の大窓が設けられ、外の美しい緑が存分に楽しめる。

2階のデッキテラス。全開口の大窓が設けられ、外の美しい緑が存分に楽しめる。





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