土地探しから絶えず傍らでサポートしてくれたザウスの存在は大きかったですね。僕らはザウスとよいお付き合いができて、よい建築家、施工会社に巡り合えました。それで何もかもがうまくいったんだと思います

雑誌 ガレージのある家 vol.31 掲載 photo / Yohei SASAKURA(笹倉洋平)text /Natsue ISHIKURA(石倉夏枝)

妥協せずに実現した ガレージハウス は、人とペットが共生できる快適な家に。 舞子坂のガレージハウス

所在地/兵庫県
敷地面積/157.0m2(約47.5坪)
延床面積/188.14m2(約56.9坪)
ガレージ/約47.6m2(約14.4坪)
ビルトイン台数/3台


間取りから素材選び、プライバシー確保まで
随所に建築家の創意工夫が光る。

雑誌 ガレージのある家 vol.31 掲載
photo / Yohei SASAKURA(笹倉洋平)text /Natsue ISHIKURA(石倉夏枝)

S邸の工事を請け負うのは『ウッドワン関西』。『ザウス』での実績も多く、建築家・藤原さんとも何度かタッグを組んできた施工会社である。 ガレージハウス の施工も手慣れたもので、緻密な設計で定評のある藤原さんの図面を元に工事は順調に進んでいく。何でも、着工後、大きく変更になった点は外壁材くらいだとか。「本当はリシン吹き付けをイメージしていましたが、傾斜地なので10 年後の吹き替えで足場代などがかかるだろうなと。藤原さんもガルバリウムを勧めていましたので、メンテナンス性を考えて変更しました」と話すSさん。その外壁材の変更に伴ってアップした建築費は、『ザウス』のプロデューサーらのサポートの元で、キッチンや床材などの細かい仕様を変更することで減額していったそうだ。

上の写真。建築家・藤原さんの希望もあって、外壁は幅広のガルバリウム鋼板を採用。開口部を設けず、すっきりしたデザインを実現している。

工事期間中は、時間があれば現場を訪れていたというSさん。「少しずつ出来上がっていく過程を見ていくのは楽しかったですね。たぶん、この楽しさはハウスメーカーでは得られない気持ちではないでしょうか」。着工から半年後、2012年7月に「家を建てよう」と思い始めてからは約1年半後に、Sさんの新居はついに完成した。『ザウス』がこれまで手掛けた物件の中でもスムーズに進んだ好例だそうだ。

わざわざ玄関にでなくても出入りできるように、玄関横にガレージと居室をつなぐガラス戸を設置した。これだけでストレスなく、使い勝手もアップ。
外壁の印象とは異なり、室内は驚くほど明るい。1階の廊下奥からもガレージが見られるようにと、壁の一部にガラス窓を設置。

年の瀬も押し迫る2013年12月29日、約半年の工事期間を経て完成したS邸。引き渡しから約半年が経った今、Sさんは「ようやく落ち着いたところかな(笑)」と話す。

高台に位置しているため、キッチンから見える景色も最高。この眺望を得るためにSさんの土地探しのハードルは高くなり、なんと30カ所以上の土地を見ることになったそう。
デッキテラスはLDKの開放感をさらに高める存在。隣家からの視線を遮る壁も設置されているので、夜はブラインドを下ろさないこともあるとか。

1階のガレージには、Sさんが通勤で使う愛車のメルセデスベンツ E300 ワゴンと、BMW X3の2台が収まっている。そして、もう1台分の駐車スペースも。土地探しのときからずっと譲れなかった、クルマ3台分のインナーガレージを見事に実現したのだ。クルマ1台分のスペースは、今後、大きなサイズのクルマを買い替えることも想定されることから奥行き5mを確保し、ほかの2台分のスペースにはタイヤなどの収納スペースを設けた。そして、ガレージと室内はガラス戸でつなぎ、廊下からもガレージ内が見られるように壁の一部にガラスをはめ込んだ。これによって、ガレージと居住空間の2つの空間が緩くつながっている。

キッチンは奥さまの要望も踏まえて「クチーナ」に。「自分の要望ばかり叶えようとしてもダメですね。夫婦間のバランスをとることも大切です。」とSさん。床材は全体のバランスを考慮して、ハイグレードなフローリングを扱うスカンジナブアンリビング社のものをチョイス。
初めて訪れる友人たちは必ず驚くというLDKからの眺め。海や明石海峡のほか、淡路島を見ることも。毎日見ていても飽きることがないそう。

2階に上がると、LDKの大きな窓から明石海峡大橋とその先の淡路島までが見渡せる、絶好のロケーションが広がる。「毎日見ていたら飽きるかなと思ったんですが、この景色は飽きることがないですね。外の景色から毎日の天気をチェックしています( 笑)」と奥さま。ご夫妻ともに、ここからの眺望が何よりのお気に入りだそう。実はこの眺望については、藤原さんの細かな配慮が適所に生きている。たとえば、隣家からの視線や眼下の墓地など見たくないものは、壁を設けることで視界からシャットアウト。そうすることで、見せたい景色だけが、より一層、引き立ってくるのだという。

リビングは吹き抜けを設けてより開放的に。TVとスピーカーシステムはバング&オルフセン社製で、リモコン操作でTV画面がダイニング側に動く優れもの。

S邸のもう一つのポイントは、もはや家族も同然の2匹の猫たちの存在だ。猫たちが快適に過ごせるようにと設けた猫部屋は、上下運動ができるステップだけでなく、食器の洗える手洗い場の設置やロフトを通じて子ども部屋ともつながるなど、遊びに来た友人たちも驚くほどのこだわりよう。そう、S邸は、人と猫が心地よく暮らせる、ペット共生住宅でもあるのだ。

リビングの横に設置した猫部屋は、中の様子が分かるようにガラス張りに。猫部屋はこの裏にある子ども部屋とロフトによってつながる。

今でも、土地探しが一番大変だったと話すSさん。30カ所以上の土地を見てまわり、ようやく見つけた土地が希望の面積よりも少し狭かったことから、ザウスにボリュームチェックを依頼。3台分の駐車スペースの確保できること、眼下に海と明石海峡大橋を望めることが分かり、この土地の購入を決めた。「このボリュームチェックは、本当に心強かったです。この場所に建つ家のイメージも浮かびましたし」。

奥さまのお母さまのために用意された部屋。窓の外にはお母さまの愛犬のためのスペースも確保されている。

さらに、Sさんは「土地探しから絶えず傍らでサポートしてくれたザウスの存在は大きかったですね。僕らはザウスとよいお付き合いができて、よい建築家、施工会社に巡り合えました。それで何もかもがうまくいったんだと思います」と自身の住まいづくりを振り返る。また、ガレージハウスに関しては、ガレージハウスの設計や施工に慣れている建築家や施工会社に頼むのが一番だとも。Sさんにとって、その実績があったことも『ザウス』や藤原さんらの信頼感へとつながったようだ。

閑静な住宅街の一角、シャープなデザインとガルバリウム鋼板張りの外観がひと際目を引く。建築中は近所の人から「何ができるんだろう」と注目されていたそう。

ガレージハウスづくりにおいて経験豊富な『ザウス』と建築家、施工会社によって形作られたSさんの新居は、優れたデザインや技術だけでなく、信頼できる人との出会いによってもたらされたものといえるのだろう。

<p><a href=”https://www.zaus-co.com/case/garage“>もっと多くの ガレージハウス を見たい方はこちら</a></p><p><a href=”https://www.zaus-co.com/case/garage“>もっと多くの ガレージハウス を見たい方はこちら</a></p>もっと多くの ガレージハウス を見たい方はこちら

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