スタイリッシュな空間で毎日ちょっとしたリゾート気分を楽しみ、リラックスできる家。

photo / アトリエ・フロール株式会社 text / Kota-TAKEUCHI(竹内耕太)

視線の抜けと眺望を楽しむ高台の ガレージハウス 。 練馬のガレージハウス・東京

所在地/東京都練馬区
敷地面積/101.97m2(約30.8坪)
延床面積/101.09m2(約5.3坪)
ガレージ/17.39m2(約12.0坪)
ビルトイン台数/1台
愛車/BMW X1


自分の理想とするライフスタイルにマッチしつつ、建築としての面白さも楽しめるガレージハウスを!そんな想いがプロデュース会社との出会いにより、仕事の疲れをリフレッシュできる理想の家へと結実した。

雑誌 ガレージのある家 vol.24 掲載
photo / アトリエ・フロール株式会社 text / Kota-TAKEUCHI(竹内耕太)

東京都区内の住宅街に建つ ガレージハウス のM邸を訪れると、ホワイトメタリックとブラックメタリック、2種類のガルバリウム鋼板を張り分けたシャープな印象のファサードが最初に出迎えてくれる。ガレージに収まる愛車X1をスリット越しに窺えるエントランスを抜け、ドアを開いて玄関ホールに。そこから階段の上へと目をやると――昼なら鮮やかな青空が、夜なら深みある夜空が、大きなフィックス窓越しに多彩な表情を織りなす。

2階西側のデッキから大きなガラス越しにリビングを見る。デッキには水道も設置し、快適に楽しめるよう配慮されている。なお右手階段ホール上部はロフト収納だ。
2階東側デッキから階段室を挟み西側デッキ、そして外の眺めまで、視線が一直線に抜け開放感がある。さらにサイディングと壁も白で統一し連続性をもたせ、広がりを演出している。

M邸は西側が4m近い高台となっており、2階のLDKは開けた眺めを存分に味わえる空間。その外のウッドデッキまで視覚的につながりをもたせることにより、建築面積で言えば約15.4坪のいわゆる狭小物件でありながらも、広々と開放的な住空間を実現している。

玄関から階段を見上げると大きなフィックス窓から空へと視線が抜けるのはM邸の重要なポイント。階段の1段目は少し玄関に突き出し、腰かけられるようになっている。

ガレージハウスのための土地をずっと探した末、見晴らしの良いこの土地を見つけて心に決めていたというMさん。その頃に出会ったのが住宅プロデュース会社『ザウス』だった。廣畑プロデューサーに相談してみると、土地の交渉を手際よく進めてくれ、その先はトントン拍子に家づくりが進んでいくこととなった。

愛車がライトアップされるガレージ。奥で玄関とつながり、居住スペースと行き来可能だ。アプローチ側にある横長のスリットはMさんからのリクエスト。

開口する部分は思いきり開き眺望の良さを活かした家にしたいという要望を伝えた上で、建築主のMさんは建築家のセレクトを『ザウス』に一任。施主のイメージにもっとも適した建築家を廣畑さんが選び出し、でき上がったプランは申し分ない、いやそれ以上に満足できるものだった。2階の階段&廊下を挟んで東西にデッキを配し、家の端から端までガラス越しに見通せるアイデアは、建築家・田中ノリヒトさんからの楽しい提案である。

高い天井と絶好の眺望を兼ねそなえたLDKはゆったりできるリフレッシュ空間。キッチンやダイニングテーブルはデザインを合わせて造作。ここからの眺望が何よりのお気に入りだ。
ガレージの奥にはご主人の書斎スペースが設けられており、窓越しにガレージへと視線が抜けるおかげで、大きくはない空間ながらも閉塞感は覚えない。

スタイリッシュな空間で毎日ちょっとしたリゾート気分を楽しみ、リラックスできる家。温暖な時期にはデッキで風景を眺めながらお茶やお酒をちょっと一杯、というのも実に心地よさそうだ。

洗面スペースと浴室もガラス張りにし、さらにイタリアンタイルを浴槽の縁まで敷きつめることで視覚的に広々と感じられる。シャワーや水栓はグローエ製をセレクト。
M邸の西側はおよそ4mの高台となっており、大胆に開口したLDKは周囲の視線にさらされにくい。Mさんがこの土地に惚れこんだのも、眺望の良さが決め手だった。

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